「dynamis」はqmkを用いたファームウェアに対応しています。 したがって、qmk toolboxなどを利用してファームウェアを書き込むことができます。ここではqmk toolboxを利用したファームウェアの書き込みについて説明します。
まず、ファームウェアをダウンロードします。こちらから、最新のvia対応ファームウェア bbrfkr_dynamis_via.hex
をダウンロードします。
次にqmk toolboxの最新バージョンをこちらからダウンロードし、インストールします。
qmk toolboxを起動すると、次のような画面が表示されます。
Open
をクリックして、ダウンロードしたファームウェアを選択します。
キーボードのPCBAにあるリセットスイッチを押すか、 Reset
に対応したキーを押します。すると、右上の Flash
というボタンと左下の Clear EEPROM
というボタンが押せるようになります。
ファームウェアを書き込むには Flash
を押します。 Flash
を押す前に Clear EEPROM
を押しておくと、現在のキーマップが初期化されますので、必要に応じてこちらも押してください。
Validation... Success
まで表示されれば、ファームウェアの書き込みは完了になります。
「dynamis」は viaをサポートしています。 よって、viaを介してキーマップを書き換えることを推奨します。さらに、「dynamis」はremapに登録されているため、Webブラウザ上からキーマップを書き換えることもできます。
ここではviaを使ったキーマップの書き換えについて説明します。
まず、こちらにアクセスします。ブラウザに次のような画面が表示されたら、 Authorize device
ボタンをクリックします。
するとブラウザからHIDデバイスとしてdynamisの接続を許可するか、確認が求められますので、 dynamis
を選択して許可します。以下はChromeの例です。
接続許可が成功すると以下の画面に遷移します。
キーマップを変更するには、変更したいキーをクリックした後、下に表示されたキー群から目的のキーをクリックします。特にキーボードを再接続等しなくても、すぐに変更は反映されます。
また、スプリットライトシフトやISOエンターなどの、キーレイアウト自体を変更したい場合は、先に左の欄にある LAYOUTS
をクリックします。すると次のような表示になります。
下に表示された、必要なキーレイアウトのスイッチのON・OFFを切り替えます。切り替えたら、目的通りか上のキーレイアウトを見て確認してください。
ロータリエンコーダの挙動を変えたいときは、ロータリエンコーダ部分をクリックして、下部に表示されるエントリを修正します。
Rotate Clockwise
が時計回りの挙動、 Rotate Counterclockwise
が反時計回りの挙動に対応します。エントリの修正時にはqmkの任意のキーコードを入力できます。qmkのキーコードはこちらから検索できます。
ただし、dynamis v2においてはqmkのキーコード KC_F18
と KC_F19
に対してそれぞれトラックボールの DPI増加
および DPI減少
にハードコーディングされています。