Bot実行までの手順を解説します。AIボイスチェンジャー機能を使うかどうかで、セットアップ方法が変わります。
読み上げボットを最低限動作させるために、以下のソフトウェアが必要です。
- ffmpeg
- voicevox
- python3
また、RVC機能(AIボイスチェンジャー)を使う場合下記のソフトウェアのインストールも必要です。
- Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI
Linux,macOSをサポートしています。
Windowは動作確認していませんが、動くと思います。
git clone https://github.com/zozonteq/yomiage-bot/
cd yomiage-bot
sh setup.sh
ArchLinux系統のOSではffmpegとvoicevoxをsetup.shで自動的インストールするようになっています。
そのため、ffmpegとvoicevoxのインストール手順については読み飛ばしてください。
sudo pacman -Sy python3
sudo apt update
sudo apt install python3 python3-pip
仮想環境(venv)をセットアップします。以下のコマンドで、プロジェクトファイル下に.venvファイルが作成されます。
仮想環境はsource .venv/bin/activate
で有効にできます。
python3 -m venv .venv
source .venv/bin/activate
pip3 install -r requirements.txt
sudo pacman -Sy ffmpeg
sudo apt update
sudo apt install ffmpeg
- 公式サイトから、VoiceVoxのインストーラーをダウンロード。
chmod +x VOICEVOX-installer.X.Y.Z.linux.sh
で実行権限を与え、./VOICEVOX-installer.X.Y.Z.linux.sh
でインストーラーを実行します。 ArchLinuxではVoiceVox公式のスクリプトだと、動作しないことがあるのでAURからインストールすることを推奨します。
yay -Sy voicevox-appimage
RVC機能を使わない場合読み飛ばしてください。
https://github.com/RVC-Project/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI
日本語のインストール解説ページがあります。下記のURLを参考にインストールしてください。
https://github.com/RVC-Project/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI/blob/main/docs/jp/README.ja.md
デフォルトでは、RVCの機能が無効になっています。
有効にするには、configs/config.ymlのrvc_disabledをTrueからFalseに書き換えてください。
1.Discordの開発ポータルにアクセスします。
2.そこから新規アプリ作成し、ApplicationIDとTokenをメモします。
3.Botというタブから「PRESENCE INTENT」,「SERVER MEMBERS INTENT」,「MESSAGE CONTENT INTENT」をすべてオンにします。
4.configs/config.ymlをテキストエディタで開き、「access_token」、「application_id」をそれぞれ、先程メモしたTokenとApplicationIDに書き換えます。
access_token: DISCORD_ACCESS_TOKEN
client_id: APPLICATION_ID
これでDiscordの設定は完了です。
# RVC機能を有効にした場合
cd path/to/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI #RVC-webuiのプロジェクトファイルに移動
python3 infer-webui.py # infer-webui.py の実行
# voicevoxの起動
voicevox
# botの起動
cd path/to/yomiage-bot #プロジェクトファイルに移動
source .venv/bin/activate # 仮想環境を有効化
python3 main.py # DiscordBotクライアントの起動
読み上げボットを起動する前に、「VoiceVox」や「Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI」を起動する必要があります。