Javaのプログラムに対して,ミュータント(少しだけ変更したプログラム)を生成する祖父東亜です. 他の多くのミュータント生成ツールは,Javaのバイトコードを書き換えてミュータントを生成しますが,Muteneratorはソースコードに対して書き換えを行います.
まずはGitHubからダウンロードして下さい.
その後Jarファイルを生成して下さい.
build/libs/Mutanerator-all.jar
というファイルができていれば成功です.
git clone git@github.com:kusumotolab/Mutanerator.git
cd Mutanerator
./gradlew shadowJar
Jarファイルが実行できたら,同梱のサンプルプログラムに対して実行してみて下さい.
下記がコマンドラインの例です.
log.csv
というファイルとmutations
というフォルダができていれば成功です.
java -jar build/libs/Mutanerator-all.jar -f src/test/java/example/CloseToZero.java -l log.csv
-l
オプションでログファイルを指定すると全てのミュータントに対するログを指定したファイルに吐きます.-l
を指定しない場合はログを出力しません.
ログファイルはCSVフォーマットです.
左から順に,ミュータントID(ディレクトリ名と同じ),適用したミューテイターの種類,変更した行,変更前テキスト,変更後テキスト,となっています.
1, ConditionalsBoundary, 6, "0 < value", "0 <= value"
2, ConditionalsBoundary, 9, "value < 0", "value <= 0"
3, Increments, 7, "value--", "value++"
4, Increments, 10, "value++", "value--"
5, NegateConditionals, 6, "0 < value", "0 >= value"
6, NegateConditionals, 9, "value < 0", "value >= 0"